誰かに必要とされるということ

もう20年前になりますが、ケニアで日本語講師をやっていたことがありました。

明るく親切でフレンドリーな人が多く、楽しかったのですが、いかんせん、食べることがたいへんでした。まず、料理の種類が少ない。1週間でローテーションがまわってしまいますので、飽きるんですね。日本だったらどうでしょうか。1か月同じものを食べないというようなことも珍しくはないでしょう。

わたしが所属していたボランティア団体では、青少年の受け入れも行っていました。そこで、わたしは、MくんとTくんに出会いました。二人とも17歳で高校を中退というところは似ているのですが、他はまったく違いました。Mくんは、まあ、やんちゃというか、いわゆるワルでした。警察に補導されたこともしばしば。少年院にもお世話になっていたそうです。一方、Tくんは、中学の頃からひきこり。ひとりでいるのが好きでした。好対照のふたりと言えます。

周囲に悪態をつくMくん。自分の世界に閉じこもりがちなTくん。

うまく環境になじめるか、最初はとても心配しました。

ところが、日がたつにつれ、それは杞憂に終わりました。好対照だったふたりが、だんだん似てきたのです。つまり、明るく社交的に、そして楽しそうに周りと関わりを持つようになりました。

その理由をわたしなりに考えてみました。

ふたりが周囲にとけこんでいった理由。それは、「誰かに必要とされた」ことではないかと思います。

当時のケニアを一言で表すと「足りない」でした。

食べ物が足りない、道具も足りない、人も足りない、とにかく足りない尽くしでした。

そんな環境だったので、若いふたりは周りから大いに頼りにされるようになりました。

「すまんが、薪をわっておいてくれるか」「あそこの川に行って、水を汲んできてくれる?」「裏庭で野菜を取ってきて」「朝食用に卵をとってきてね」

やるべきことはたくさんありました。

  最初はしぶしぶ手伝っていたふたりでしたが、彼らの働きに周りのみんなはおおいに感謝しました。

 「こんなにたくさん割ってくれたの!」「たいへんだったね、本当に助かったよ」「これで、晩ごはんが作れるわ。ありがとう」 こういった言葉とみんなの笑顔が、ふたりを元気にしていったのだと思います。

 快適な日本社会。日本で暮らしたいと思っている外国人は少なくないと聞きます。

 清潔で、便利で、あらゆることが整っている日本社会では、誰かの役に立つ機会が減っているのかもしれません。(YG)

優しさと甘さ

今年もあと残りわずかとなりましたが、この時期多くの人が1年を振り返り、来年はどんな1年にしたい…などと考えるかと思います。さて、皆様はどのような1年でしたでしょうか?

 先日、新聞で「優しさと甘さの違い」というコラムが目に留まりました。家庭教師などで普段から小学生を中心に学習指導している講師のコラムで、「優しさ」とその反対語の「冷たさ」は「気持ち」の範疇であり、「甘さ」とその反対語の「厳しさ」は「行動」の範疇の言葉であるので、「優しさ」と「甘さ」を同等に扱うものではないとありました。必要な時に厳しくなれない「甘さ」は、厳しくあたって子どもに嫌われたくないという親や教師のエゴで、決して子どものためではなく、「優しさ」の対極にあるものであるという内容でした。

 子どもの気持ちに寄り添う「優しさ」と、すべきことをしない時につい見逃してしまう「甘さ」。私自身は、子どもたちを指導する講師として、また娘の親として、「優しく厳しく」ありたいと考えていますが、なかなか思うようには…。自分自身に対しても然りです。

 今年の残りも含めて、来年こそは自他に対して「優しくもあり厳しく」もあるべく、それに見合った行動をとっていきたいと決意を新たにしています。

 今年もスコーレブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。

来年もより有益な情報提供に努めてまいります。今後共引き続きどうぞよろしくお願い致します。

 それではよいお年をお迎え下さい。(IT)

今年の漢字

1212日(月)毎年恒例の今年の漢字が発表されました。

今年は『金』

『金』は2000年、2012年に続き、3度目のようです。

理由はもちろんオリンピックイヤーですから、金メダルの獲得が多かったこと。

その他、政治と『金』の問題、マイナス『金』利、さらにはピコ太郎さんの衣装が『金』色である、なんていう理由もあるみたいですね。

そんなわけで参考までに職場の一部の方にも聞いてみました。

 

●アプリスのアイドル:『幸』

●ブログをアップしてくれている美女:『働』

●アプリスのダジャレ好き:『未』

 

 

ちなみに私は『壊』です。

つい先日車で事故してしまい、還らぬモノとなってしまったので…

結局これがいちばん大きなニュースでした。

 

皆さんは今年一年振り返っていかがでしたか?

少し早いですが、来年はいい年になるといいですね!(MY)

ワークライフバランス

早いものでもう年末で、仕事も年内に片づけるために忙しくなりますが、それと同時に正月の休みの予定を計画することに忙しい方もいるのではないでしょうか。

仕事とプライベートのバランスを取り、充実した毎日を過ごすことは世界中で注目されています。日本人は働きすぎとよく言われますが、2012年時点でOECDがフルタイム労働者の平均労働時間を発表しており、日本は1年間で平均1,746時間で15位だそうです。

もちろんサービス残業や休日出勤など、数字には見えない労働時間があるかもしれません。ちなみに1位はメキシコで平均2,226時間、2位は韓国で2,090時間、3位はギリシャで平均2,034時間だそうです。私のイメージからは幾分想像しにくい国が並んでいます。

ワークバランスを取るには単に休みの時間を確保するということではなく、仕事と休暇の切り替えが大切に思います。日々の仕事に追われていると難しいですが、仕事もプライベートも充実させるには、私もまだまだ努力が必要なようです。(W.Y)

新語・流行語大賞

今年の大賞には、広島カープの「神ってる」が選ばれ、昨年の「トリプルスリー」に続き、プロ野球に絡む言葉に決まった。

最近はサッカー界に人気面で押されている野球界にとっては、明るい話題になっているらしい。

その他には、ピコ太郎のユーチューブ動画「PPAP」とかタレントや国会議員らの醜聞を称した「ゲス不倫」、待機児童に不満を持つ匿名の母親のネット上での書き込みがあった「保育園落ちた日本死ね」が入っており、ネット時代を象徴する言葉が多いのが今年の特徴みたいですね。

個人的には、受賞者が授賞式に出られないような選定には疑問を持つし、テレビのニュースで受賞者が放映されているのを見たが、マスクをかぶった週刊文春の張り込み記者、衆院議員の山尾氏に違和感を覚えた。

子どもたちにもっともっと共感を持ってもらえるような楽しく明るい新語・流行語が来年出てくることを期待したいものです。

MG

座談会

先日、私学4校の校長先生にお越しいただき座談会を実施しました。

そこでは、各学校で抱えている課題や今以上に生徒、保護者に満足してもらうための

取り組みなどについてお話いただきました。

特に私学では取り組みの内容も様々で、それぞれの学校によって違いがあります。

今話題のICT教育、英語力、2020年度大学入試への対応ももちろん必要です。ですがそのような流れの中ですべてを取り入れ対応していくことだけが問題の解決方法ではないとお話しされていたことが印象的でした。今自分の学校には何が必要なのか、生徒がより楽しんで学べる環境をつくり、また勉強だけではなく強い気持ちをもてるような心の教育に力を入れていくことが必要だとおっしゃっていました。

私の学生の頃の校長室のイメージは、何か問題を起こして呼びされるか、もしくは何か賞をいただけるときという感じでしたが、今回参加いただいた校長先生の中には、生徒がいつでも気軽に相談にこれるようにと校長室を開放されている先生もいらっしゃいました。

この座談会で改めて、校長先生方の学校や生徒一人ひとりに対する強い思いを感じることができました。 TN

「ありがとう」の反対語

ある講演会で聞いた話です。

「みなさん、『ありがとう』の反対語ってご存知ですか?」という問いかけに、わたしは答えをすぐに浮かべることができませんでした。

「『ありがとう』の語源は『有り難し』つまり、『あることが難しい』なんですね。ですので、その反対語となると『あたりまえ』なんです。たとえば、ごはんを毎日食べられるのは、『あたりまえ』と思うのか、『ありがたい』と思うのかで、まったく感じ方が変わりますよね。電車が動くのも『あたりまえ』ですか。それとも『ありがたい』ですか。勉強できるのも、友達がいるのも、家があるのも、映画を見ることができるのも、みな同じです。起きている事象に対して、どのように感じ、考えるかで、その人の幸せ度が変わってくるんです」

まあ、まさに目から鱗。納得のいく話でした。当たり前の思っている幸せが多いかもしれませんね。「あたりまえ」を「ありがとう」に心の中で変換することが大切だと思います。(YG)

思いやり

今年も受験の時期が近づいてまいりました。

私が最近見たニュースの中で一つ心温まるものがあったので、ご紹介します。

兵庫県鳴尾駅での出来事だそうです。駅員さんが受験生たちへのメッセージを書いたボードを置いていて、そこには受験生たちへ頑張ってほしいメッセージが。

「緊張しているのはみんな一緒。でも春には笑顔でこの改札を通過する。」と書いてあったそうです。元のメッセージはもう少し長いので、ぜひ見てみてください。

思いやりって本当に大事ですよね。

思いやりはたくさんの人を笑顔に出来る魔法の一つかもしれません。       (SK

捨て育て

 テレビや新聞などのニュースで、大人の身勝手な行動で子どもが犠牲になる悲惨な事件が後を絶たない中、「捨て育て」というと、ネグレクト(育児放棄、育児怠慢)や幼児虐待などと連想される人が多いと思います。

 その一方で、「子どもが生まれながらにして持っている『素直な心』の成長を大人の誤った考えの押し付けや、過干渉、過保護などによって邪魔をしてはいけない」と「捨て育て」の大切さを主張する人もいます。

 以上のような内容の記事(コラム)を先日、改めて目にする機会がありました。子どもは放っておいても、走って転んで怪我をして、何が痛いか、何が危ないかを自然と学ぶ能力を持っています。周りとの人間関係の中で成長していくことも大切だと思います。

 子どもに関わる様々な事件が少なからず起こっている現状の中で、親が子どもに関わる機会が増え、それが、親がいつまでも子離れできない状況を多々生み出しているという皮肉な結果にもつながっています。私自身も、親として、子どもへの関わり方について思わず考えさせられました…。

 子どもの自主性を育てるためにも、「捨て育て」の精神で子どもの成長に関わっていくことができるような環境を、家庭だけでなく、学校も提供していかなければならないと思います。

 つかず離れず、程よい距離感を保ちながら、「捨て育て」の教育の実践に取り組んでいきたいですね

IT